競合より安くすれば予約は増える?民泊の価格競争に陥らない考え方

民泊の料金を設定するとき、周辺の競合物件を参考にすることは重要です。しかし、「競合より安くすれば予約が入る」と考えて値下げを続けると、稼働率は上がっても十分な利益が残らない可能性があります。また、一度価格競争に入ると、周辺施設の値下げに合わせてさらに料金を下げる状態にもなりかねません。今回は、競合価格を参考にしながらも、安さだけで勝負しない民泊の料金設定について考えます。

目次

比較する競合を間違えない

同じエリアにある民泊だからといって、すべてが競合になるわけではありません。

宿泊可能人数、広さ、寝室数、設備、建物タイプなどが異なれば、ゲストが比較する条件も変わります。

例えば、2名向けのワンルームと8名まで泊まれる一棟貸しを単純に1泊料金だけで比較しても、適正価格は判断できません。

自施設と条件が近く、実際に同じゲスト層から比較される物件を選ぶことが重要です。

「最安値」である必要はない

ゲストが宿泊先を決める理由は、料金だけではありません。

写真、レビュー、設備、部屋の広さ、アクセス、ベッド構成などを総合的に比較して予約します。そのため、競合より少し料金が高くても、その価格差に納得できる魅力が伝わっていれば選ばれる可能性があります。

「周辺で一番安い宿」を目指すのではなく、「この料金なら泊まりたい」と思ってもらえる状態をつくることが大切です。

値下げする前に予約状況を確認する

予約が入っていないからといって、すぐに料金を下げる必要があるとは限りません。

宿泊日まで十分な期間が残っている場合は、まだ予約が動き始める時期ではない可能性があります。また、料金ではなく、最低宿泊日数や掲載内容などが予約を妨げている場合もあります。

予約リードタイムや周辺の空室状況を確認し、本当に価格が原因なのかを判断してから調整しましょう。

価格以外の「選ばれる理由」をつくる

価格競争から抜け出すには、競合との違いを明確にすることが重要です。

大人数で食事ができる、洗濯設備が充実している、子ども連れでも過ごしやすいなど、ゲストにとって具体的なメリットを掲載ページで伝えましょう。

設備を新しく増やさなくても、すでにある魅力を写真やタイトル、説明文で正しく伝えるだけで、物件の見え方が変わることもあります。

まとめ

民泊の料金設定では、競合物件を参考にすることは大切ですが、「競合より安くすること」を目的にしてはいけません。比較する物件を正しく選び、予約状況や需要を確認したうえで、自施設の価値に合った価格を設定することが重要です。

価格を下げて選ばれるのではなく、「この価格でも泊まりたい」と思われる理由をつくることが、長期的な収益改善につながります。

民泊の競合分析や料金設定、OTA運用、収益改善についてお困りの際は、株式会社エムズビーまでお気軽にご相談ください。

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